北で、しかも日本海。
演歌の世界では、「北」とか「日本海」は、暗くて悲しいものであるようです。
私は、一時期を除いてずっと北海道住まいですので、
自分が「さいはて」にすんでいるという感覚はまったくありません。
さびしい土地であるという意識もありません。
しかし、恋に破れた人は、決まりごとのように、なぜか北へ帰ります。無口で。
日本海も、歌の世界ではずいぶんと陰鬱なイメージで扱われています。
女+日本海=耐える、怨む。
男+日本海=荒々しい
こんなイメージでしょうか。
昔、東京から札幌へ出張でやってきた山本さん(仮名)に、
「稚内って、パリより南にあるんですよ。」とか、
「夏の積丹の海って、神秘的なほど青くてキレイなんですよ。」
と言っても、なかなか信じてもらえませんでした。
山本さん(仮名)の脳裏に植えつけられた、「さいはて」「日本海」のイメージは、
かなり強固であるようでした。
果たして、当時の私はドサンコのプライドをもって、
山本さん(仮名)の偏見を解くことが出来るのか?
この後、私の奮闘が始まります。
(続く、かもしれない。)
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