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冬の童話

メモ#0314:

あ、なんだか韓流ドラマみたいなタイトルですが、
大丈夫です(何が?)。

札幌にも、遅ーい、初雪が降りました。

北海道に長いこと住んでますと、
1月・2月とかの「真冬」は、「あーはいはい、今日も寒い寒い。
みたいに、もう体が慣れちゃってます。

「あー、寒いなぁ、これからもっと寒くなるんだろうなぁ。」
精神的に一番寒いのは、この時期だったりします。

初雪が降ると思い出すのが、
手袋を買いに』という童話。
新美南吉さんの作品です。あの、『ごんぎつね』の作者です。

ちなみに私は、泣きたくなったら『ごんぎつね』を読みます。
100回読んでも100回泣けます。
どんな時に泣きたくなるかは、秘密です。

さて、作者の新美さん、きっと、北の方の出身なのだろうと調べてみると、
愛知のご出身だったんですね。意外でした。

北海道出身の童話作家で、
かつ、「雪」を題材にするのが得意だったのが、
伊福部一馬さんです。

全文を引用すると、アレですので、一部だけ。
なお、旧かな使いは修正しました、ご了承ください。




 はつゆきのころ (作・伊福部一馬)

太郎はきょうも、せっせと大根を干します。
上手な干し方は、ばあさまからおそわりました。
「太郎は、大根の干し方、じょうずだなぁ。」と
ばあさまからいわれてから、このおしごとが好きになりました。

いよいよ、冬のじゅんびが始まります。

「早く、雪降らねえかなぁ」
と、太郎は思います。
雪が降れば、ともだちと雪合戦ができます。
大好きな、かまくら遊びもできます。

「太郎、ばあさまのところさおいで。」
太郎は、ばあさまの布団にもぐりこみ、お話を聞くのが好きでした。
「太郎はあったかいなぁ。」
「ばあさまは、つめたいね。」

「そうだよ、ばあさまは、だんだん冷たくなっていくんだよ。」
「ええー、そんなのいやだい。」


 ** 中略 **


木々の葉がすっかり落ちた頃、
太郎が学校から帰ってくると、
街のおいしゃ様が、家から帰るところでした。

おっかあは、涙を流しているようでした。
「ばあさまは、雪が降る頃には・・。」

太郎は駆け出しました。
涙は出ませんでした。
いちもくさんに、裏山へ駆け上がると、さけびました。

「お天道さまぁ、おら、なんでもしますから、
どうぞどうぞ少しだけ、雪を降らせないでくだせえ。」




以上、引用終わりです。
これ以上は涙でキーボードを打てません。
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