メモ#0877:
危ない危ない。
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上の方に、「トラックバックテーマ」が表示されるんですが、
今日のテーマは、『自分の中の一番得意な絵』でしたので、
思わず、「せっぴの絵」などを披露しそうになりました。
それはさておき。
最近は、インタァネットの発達等により、
各地方、または、各家庭の「お食事事情」がすぐにわかるようになりました。
便利な時代ですね。
しかし、ひと昔前までは、
「多分、どの家庭でもこの作り方だろう」と思っていたものが、実は我が家独特のものであったり、逆に、
「この料理は、ヨソではやってないだろうな」と思ったものが、実は定番であったりする事実を、
割りと大人になってから知る、ということが、何度かありました。
前者の代表は、「湯豆腐にほうれん草をたっぷり入れる」で、
後者の代表は、「バター醤油かけごはん」です。
ふとした会話の中から、
「ええっ!お前んち、カレーにソースかけるの!?」
「いや、かけるっしょ、ふつう。」
「うそぉ、かけねーべや。」
などと、ソース談義に花が咲いたあの頃は、不便な時代でしたが、
それだけに面白みもあったといえるでしょう。あ、私はソースはかけませんが、
それもアリだと思います。
そんな頃、たしか小学校高学年か、中学校一年生くらいだったと思います。
ある雑誌、きっと、「小学6年生」とか「中一コース」とかの、「学習雑誌」だったと思います。
お決まりの、「読者投稿コーナー」がありまして、
まぁ、たいていはツマンナイのですが、
その中に、こんな投稿があったのを、今でもはっきりと覚えています。
『今日のメニューはトンカツよ、ということで、
ウキウキして家に帰ったのですが、
おにいちゃんったら、家族全員のトンカツに、
ソースと間違えてお醤油をかけちゃったの。
おにいちゃん、バツとして、全員のトンカツを食べさせられちゃったの。うふ。』みたいな内容だったと思います。
ツマンナイのは私のせいではありませんが、面白い・ツマンナイは別として、
この違和感、皆さんもお感じになりませんか?
まず第一に、「家族全員のトンカツに、予めソースをかける」という行動。
結果として、醤油をかけてしまったわけですが、
そもそも、醤油やソースなどというものは、
各人が好みの量をかける(もしくは、かけない)ものであるはず、いや、我が家だけなのでしょうか・・。
第二に、「トンカツにお醤油をかけちゃったから、台無しになった」という感覚。
いいじゃないですか、お醤油でも。
私などは、数切れをソースで、数切れを醤油で、という頂き方をよくします。
そして、皆様方の中にも、「トンカツソースと醤油をブレンド」とか、
「ケチャップとマヨネーズ、さらにソース、そして醤油、ついでに山葵も」という、
特製ソースで召し上がる方も、きっと珍しくないと想像します。
第三に、「バツとして、全部食う」という行動。
翌日の学業などに支障をきたします。
とりあえず冷蔵庫に保存しておいて、アレンジを加えて頂くという選択肢が求められるところです。
そして最大の違和感。
頑なに、「トンカツはソースで頂くもの」と信じていたこの一家、
醤油をかけてしまったことで、投稿者の兄は罰を受けたのでありますが、
もし私がその場にいたなら・・・。

「カツ丼にしようよ!」
という、適切なアドヴァイスにより、家族の団欒を維持することが出来たのに・・。
投稿者の兄のその後が、今でも心配です。
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