メモ#0903:
きっと多くの皆さんが、一度は、
「あの味に近づけたい」と思ったことがあるであろう、
「ケンタッキーフライドチキン(以下KFCもしくは、ケンタ)」のオリジナルチキン。
私も、もちろん思ったことはあるのですが、
作ってみたことはありません。
なぜならば、
ケンタといえば、骨です。
骨があってこその、KFC。
見た目を重視する(そのわりに、いつも仕上げがイマイチですが)私のことです。
どんなに味を似せようとも、
『骨付き肉じゃなきゃ、ケンタとは言えない』という考えの元、私は、
今まで、「ケンタアプローチ」をしていなかったのです。
オリジナルチキンのうち、私は、
「ウィング」の部分が特に好きなのですが、
スーパーでは必ず、「手羽先」「手羽中」「手羽もと」と、三つの部位に分けて売られています。
なぜ、わざわざ分けたりせずに、「手羽!」として売ってくれないのでしょうか。
そんな不満を、いつも感じていました。
雪かきの疲れと、スーパーの手羽分割への不満で、
新しい料理への意欲が失われつつあったある日。
なんとKFCから、
『骨なしケンタッキー』
が発売されたではありませんか。
コレはきっと、フライドチキンの神様、
または、白い服を着たひげのおじさんからの、
「真似してみれ。」
という啓示かもしれません。
というわけで、真似してみました。
以下にレシピ、と言いますか、手順を載せておきます。

まずは、基本のスパイスです。
KFCといえば、11種のスパイスが有名ですが、
ウェブサイト上に、全てではありませんが、
しっかりとそれらの写真が公開されております。
その他、ネット上の情報などを見ても、
それほど入手困難なスパイスやハーブを使用しているわけではなさそうです。
今回は、どこにでも手に入る、「ハーブソルト」を使いました。
裏面の原材料を見ると、
『天日塩・オニオン・こしょう・ガーリック・バジル・オレガノ・マジョラム』
と記載されてました。
ちなみに、私はこの商品を、100円ショップで購入いたしました。
コレでだいたい、OKですが、ナツメグは必要でしょうね。
以前、間違ってナツメグ多過ぎのハンバーグを焼いた際、
その匂いが非常に、「ケンタっぽい」ことに気づいた私です。
したがって、ナツメグも多めに入れます。

さて調味液ですが、
公開されているとおり、「牛乳、玉子」をベースとします。
が、「粉のナジミ」を考え、
まずは、「マヨネーズ」に小麦粉を加え、良くかき混ぜたものを、
牛乳と玉子で伸ばします。
その後、上記のハーブソルトを加えるのですが、
ここで大事なのは、
「基本はあくまで、塩・胡椒」ということです。
ハーブソルトのほか、「しょっぱくないべか」と思うほど、
塩を足し、そのほかに胡椒を足し、ナツメグも足します。
あ、あと、「タイム」も台所にあったので、足しました。
それとですね、
我が家では使わない、「味の素」も、この日のためにわざわざ購入しました。
少量足します。

それらの調味液に、鶏の胸肉をしばらく浸します。

衣にも、先ほどのスパイス、ハーブを良く混ぜておきます。
繰り返しますが、
「塩・胡椒多め」です。
厚めのポリ袋で粉をまぶします。
その際、包丁で切った時の、「鋭角さ」をやわらげる等、
形も気持ち、整えます。

160度で揚げ始め、
最後に180度まで温度を上げます。
ふだん作る、「ザンギ」と比べ、肉の一片が大きいので、
10分くらい揚げました。

出来上がりです。
初めて作ったわりには、味も香りも、ナカナカです。
なにより家の中が、
「ケンタの香り」に包まれます。
一応、「成功」と位置づけておきます。
反省点としては、揚げ時間が長いために、
おにく内部のジューシーさがイマイチかなぁ、と。
これで「骨付き肉」を使ったとすると、
さらに揚げ時間が必要でしょうから、
「オリジナルチキン」を真似するのは、かなり難しいであろうと想像します。
初めての、
「ケンタアプローチ」で感じたこと。
やはり、
あれだけWEB上で(または、テレビなどでも)手順を公開しているということは、
「高温高圧調理」こそが、本物は真似できないと自負する根拠であろうと感じました。
ちなみに、同じ日に「コールスロー」も作ったのですが、
コチラのほうが上出来でした。
上出来すぎて、写真を撮る前に食べきってしまいましたとさ。
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