蕎麦を腹いっぱい食う。

メモ#1301:

もう5月も終わりですね。
札幌では30日も夏日を記録し、これで、5月中の夏日は6度目となりました。
これは51年ぶりの記録だそうです。
どうりで、「こんなに暑い5月は記憶に無いなぁ。」と思ったはずです。
だって前の記録のときは生まれてないんですもの。

さて、そうなると蕎麦が食べたくなりますね。
もっとも私の場合、
真冬でも、「もり蕎麦」や「冷やし狸」を食べたり、
真夏でも、「鍋焼きうどん」を食べたりするヒトですから、
本当は気温に関係なく、単に蕎麦(もしくは、うどん)が好きなだけなのでしょうが。

ところで、「蕎麦が食べたい!」と思うとき、
私にはいくつかのパターンがあります。

① とにかく暑くて、冷たい蕎麦以外に選択肢がないとき。
 北海道とはいえ、特に札幌近辺は、ここ十数年、真夏には気温がかなり高くなりますから、
 たまにこのようなときが訪れます。
 そのようなとき、まれに、「ぬるい」もり蕎麦を出されると、暴れだしたくなります。
 もちろん、私は大人ですから暴れません。二度と行かないだけです。

② ちょいと小粋に、高級蕎麦などを手繰りたいとき。
 昔はね、よく探訪したものです。高級蕎麦店に。
 もちろんブログなどをはじめるずっと前です。ちょうど、手打ち蕎麦屋がちょっとしたブームになったこともありまして、
 本を参考に、あちこちへ。
 大抵、たしかに美味いことは美味いのですが、何といっても圧倒的に量が足りません。
 それでもその当時の私は、「ああ、美味かった。」などと呟いて、お店を後にしたのでした。
 で、次に行くかというと、行かないのです。なぜならお値段が高いからです。
 もっと正直に生きればよかったのにね、当時の私。

③ コバラがすいたので、ちょっと蕎麦でも・・というとき。
 おもに、立ち食い蕎麦です。
 学生のころですが、昼にしっかりと食ったのに、帰宅する際の駅のホームで、
 ついつい・・・。なんてことが、よくありました。至福の時間でした。
 金銭的にピンチのときなど、昼メシをガマンし、さあ、帰ろうと。ああ、でも食いたい、蕎麦食いたい。
 やめておこう。もう千歳線の電車が来るし。あ、あのぅ、かけそば下さい。
 今思えば、どんな高級蕎麦よりも、あのときの蕎麦が美味かったような気がします。

④ さぁ、腹いっぱい蕎麦食うぞ!というとき。
 一番多いパターンで、かつ、もっとも好ましいパターンです。
 かつての職場の近所には、まさに、「大衆蕎麦屋」と呼ぶにふさわしい店がありまして、
 頻繁に通ってました。いつも近所の勤め人でイッパイでした。
 特徴としては、
 ④-① メニューが多い
  常連を飽きさせないための工夫です。私もついつい、普段は頼まない、「なっとう蕎麦」などをオーダーしてしまいました。
  あと、「丼もの」「セットもの」が豊富なのも特徴です。
 ④-② 量が多い
  大衆蕎麦屋の必須ポイントです。まだ若かった私は、それでも、「おおもり」などを頼んでました。
  そしてそれをぺろりと胃に収めたものです。
 ④-③ 価格が安い
  一番大事なポイントです。あの時ブログをやっていたなら、
  メニューと価格を克明にメモしていたのに・・・。




さて先日、 ④ の気分になりました。 
もちろんこの場合に行く店は、いくつか候補があります。
ここ数年、北区にある、新川駅近くの、「天寿庵」か、
麻生イオン(元ダイエー)地下の、「大雪庵」が行きつけです。
ブログにも何度も登場しています。ただ今回は、

『今まで行ったことのない蕎麦屋へ行きたい。』

との、母の一言で、新店開拓を試みました。
このところ、西区・手稲区方面で、アタリが続いているので、
手稲区の店へ行きました。

ところで最近の、母と私の蕎麦屋テクニックとして、
「母が天ざる、息子がもり」、略して、「ハハテンムスモリ」と称するオーダー法があるのです。

いかに庶民的な蕎麦屋とはいえ、種物はそれなりの価格です。
しかも、母はなぜか、種物の王者(価格的には)である、「天ざる」を好むのです。
いや、私も好きです、天ざる。
でも、高いじゃないですか、天ざる。
そこで、母が天ざるを頼み、私がもり蕎麦(または、大盛蕎麦)を頼み、
天麩羅をシェアする、という、高尚にしてイジキタナイ?テクニックです。
実は高級蕎麦屋でも有効なテです。

さて今回も、母が天ざるをオーダーしました。
それでは私は「盛り蕎麦」を・・・。と思ったのですが、
価格に着目し、「天もり」を。

『蕎麦を腹いっぱい食べたい、でも、天麩羅もちょっと食べたい。』 なんてとき、
お助けとなるのが天もりです。
でも、目の前に現れたそれをみて、私は驚愕したのでした。

てんもり

「天もり」といえば、私の今までの認識で言えば、
「天ざる」よりはちょっとお安い代わりに、
天麩羅は海老が一匹のみ、とか、そういったものを想像していたのですが、
給仕されたそれは、キス・タマネギ・ナス・ピーマン・しいたけ・カマボコ(!)という、
魚介1種、野菜4種、練り物1種という豪華版です。

ふたりで来店したときに、これをひとつ頼み、
もうひとりは「もり蕎麦」を頼めば、
もう充分に、「天ざる二人前(ただし海老はないよ)」です。
ああ、これは良いオーダーをした。

と、思ったものの、
あ、そういえば母は「天ざる」を注文したんだっけ。

母のてんざる

私の「天もり」に加えて、えび2本。
母の記憶によるとタマネギ天は無かったようですが、蕎麦の量がさらに多くなっています。
まだまだ元気だとはいえ、吉永小百合の3コ上である母。
「らざーろ、ちょっと手伝って。」と。でしょうね。私が手伝いましょう。

しかし、さすがにこれは食いきれぬ。と、思ったものの、
たっぷりと蕎麦徳利に注がれたつゆのせいでしょうか、
(最近、つゆがケチくさい店が増えました。)
あるいは、大サーヴィスされた薬味のせいでしょうか、
気づくと、しっかりとたいらげていたのでした。
(ちなみに、母の海老1本と、お蕎麦の1/4は、私がサルベージしました。)

「ああ、おなかイッパイだわ。」と、母。
「これは良い店を見つけたね。」と、私。

先ほど、
『価格に着目し、「天もり」を。』
と書いたのですが、
このお店の天もり、このボリュームで、680円でした。

札幌市手稲区、『松寿庵』というお店でした。
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ファーストフード

本来寿司や蕎麦は、ファーストフードだった筈。
それが今じゃ高級和食って??。
廻る寿司や立ち食い蕎麦もあるけど。
一番好きなのは、寒い冬の駅ホーム。
通過待ちの長停車、急いで掻っ込む掛け蕎麦の旨さ。
かき揚げ天ぷら付けて、充分満足。
40年以上昔の甲府駅下りホームを思い出す。

MK さんへ。

こんばんは。コメントありがとうございます。

> 本来寿司や蕎麦は、ファーストフードだった筈。
> それが今じゃ高級和食って??。
> 廻る寿司や立ち食い蕎麦もあるけど。

ごく一部の店ですが、
「店のほうがエライ」ような雰囲気が漂う場合もありますね。
そのような店をありがたがる客にも問題がありそうですが。

> 一番好きなのは、寒い冬の駅ホーム。
> 通過待ちの長停車、急いで掻っ込む掛け蕎麦の旨さ。
> かき揚げ天ぷら付けて、充分満足。
> 40年以上昔の甲府駅下りホームを思い出す。

うまさが伝わってきます。
露天風呂と同じで、駅のホームの立ち蕎麦は、
寒けりゃ寒いほどイイ、と思います。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

鍵コメ さんへ。

こんばんは。コメントありがとうございます。

たまには、ガッツリ行きましょう!

No title

こんばんは。

お蕎麦、美味しいですネェ!

今宵、呑んだ〆にお蕎麦食べました。

いいもんですね。
とかいいつつ、蕎麦屋の貼り紙には、「蕎麦は食っても、すぐ腹が減る」とか書いてますよね。
蕎麦はラーメンに太刀打ちできないのでしょうか??

意味不、ですかね???



たれかは さんへ。

こんばんは。コメントありがとうございます。

> お蕎麦、美味しいですネェ!

そうなんですよ。
私の場合、外食では、ラーメンが圧倒的かと思いきや、
実は蕎麦が大健闘なんです。夏でも冬でも。

> 今宵、呑んだ〆にお蕎麦食べました。

あ、よろしいですな。

> いいもんですね。
> とかいいつつ、蕎麦屋の貼り紙には、「蕎麦は食っても、すぐ腹が減る」とか書いてますよね。
> 蕎麦はラーメンに太刀打ちできないのでしょうか??
>
> 意味不、ですかね???

蕎麦屋としての戦略でしょう。
昼もよし、夜にまたよし、シメによし。
を啓蒙したいのだと思われます。

それならお値段を下げていただければ、ありがたいと存じます。

両者の違いは?

御機嫌よう、らざーろ殿。

もりそばとざるそばの区別がつかないうえに
天そばと天ざるの区別すらつきません。
前者は器と盛りつけ方の違いで
後者はエビ天が入っているか否かでしょうか。

関西では「ざるそば」と「天ざる」です。
あ~そば食べたい。
(わが家はなぜかうどん率が多いです)
小公子さすけは元気ですか?

女王さま へ。

こんばんは。ご機嫌麗しゅう。

> もりそばとざるそばの区別がつかないうえに
> 天そばと天ざるの区別すらつきません。
> 前者は器と盛りつけ方の違いで
> 後者はエビ天が入っているか否かでしょうか。

「もり」「ざる」に関しては、
本来はつゆそのものが違う、などと講釈をたれると、
鬱陶しがれらるので、海苔の有無で見分けるのが吉です。

後者はひょっとすると、「天もり」「天ざる」の違いでしょうか。
だとすると、店によって異なります。
たとえば、「天もり」は、塗りのウツワに蕎麦を盛り、その上に海老天が一本、などです。
通常、天ざるよりは安いのが特徴です。

> 関西では「ざるそば」と「天ざる」です。

なお北海道でも、
「天ざる」はあるが、「天もり」は無い、という店が多いようです。
東区には、「天ざる」「天もり」「天せいろ」と、
3種類品書きにある、奇特な店があります。

> あ~そば食べたい。
> (わが家はなぜかうどん率が多いです)

関西だと、やはり、うどん率が高くなるのでしょうか。
我が家の場合、外食では蕎麦が多いですが、
自作する場合はうどんが多いです。

その理由は、
スーパーで買う蕎麦は、そば粉含有率が低いものが多く、
そば粉が多いものはベラボーに高いからです。
うどんだと、ちゃんと、「うどん」ですから、
店との落差が少ないのです。

> 小公子さすけは元気ですか?

超元気です。
いま、私のベッドで「へそ天」です。

No title

これは、すごいコストパフォーマンスですね。手稲に行くことがあれば、立ち寄りたいですね。最近北海道の出張がなくて、、、。

TORU さんへ。

こんばんは。コメントありがとうございます。

> これは、すごいコストパフォーマンスですね。手稲に行くことがあれば、立ち寄りたいですね。最近北海道の出張がなくて、、、。

セルフ式うどん店もびっくりのコスパです。
「手稲」は、観光ガイドに載らない地域ですから、
隠れた名店がいっぱいあるようです。
引き続き探索を続けます。
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