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小三治師匠のマクラ

メモ#0146:

突然このようなメモを記すのもこのブログの特徴です。
さっき、「おいしそうなお団子」の映像を見て、
「お団子」→「初天神」→「柳家小三治」と記憶の連鎖が働いてしまいまして、
忘れないうちにメモです。

弟子屈町の、おそらく、商工会かなにかの企画だったのでしょう、
六年生の頃、「柳家小三治独演会」が催されました。
相撲とか、落語は小さなときから好きだったので、
父と一緒に出かけました。

会場は弟子屈町公民館でした。

大きな町の大きな会場では、ふつう、主役は専用の入り口から入るんですが、
そんなものはありません。
父と並んで公民館の正面玄関に近づいた私は、
タクシーから降りた小三治師匠と鉢合わせになりました。

「お、おとうさん!コサンジさんだよコサンジさん!」
生まれたはじめて見た「テレビで見たヒト」に興奮した私は、
思わず声を上げてしまいました。自分では小声のつもりだったのですが。

父は、「おや、師匠、いらっしゃい。」と余裕の挨拶です。
とはいえ、父の表情もちょっと硬かったです。
父にとっても、こんなに間近で有名人を見るのは初めての出来事でした。
師匠は「どーも。」とにこやかに、私たちに会釈してくれました。
オーラがありました。

さて、演目は、当時二つ目の夢月亭歌麿さんが一席(忘れました、ゴメンナサイ。)演じた後、
三遊亭円丈師匠の「グリコ少年」。これは父が爆笑してました。

いよいよ小三治師匠の登場です。

当時の私は、落語には「マクラ」なるものがあるということを知りませんでした。
また、小三治師匠が「マクラ」の上手さで有名であることは、ずっとあとになってから知りました。

「えー、せっかく北海道にお呼びいただきましたので・・」
「さきほど、この近くの商店で牛乳を買ってみたんですが・・」
師匠の「ご当地マクラ」(多分、100%アドリブだったのでしょう)に、
客席は沸きます。

お客さんは沸いているんですが、私は、
「コサンジさんが近所のお店で買い物したんだ!」
と、思わず嬉しくなってしまったのでした。

「おとうさん、カネヨかな?カネヨマートで買ったのかな?」
思わず父に問いかける私ですが、
返って来る言葉は「静かにしなさい。」でした。
自分では小声のつもりだったのですが。

そのマクラから始まったのは「小言念仏」。

中入り後、円丈師匠が「ぺたりこん」。
小三治師匠の「船徳」で打ち出しです。

生で見る落語の迫力に、圧倒された私でした。
父と一緒に家路へと戻る私、きっと、顔が紅潮していたと思います。
「面白かったな。」と、父が満足そうに私に問いかけます。
私は「ウン。すごく面白かった!」と答えます。

それ以上に気になったことがありましたので、今度は私が父に問いかけます。
「コサンジさんが牛乳を買ったのは、やっぱりカネヨマートだよねぇ。」
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テーマ : 北海道
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おはようございます

年寄りです。
3:前なのに目ざめてしまい、外はまだ暗い・・
手もちぶたさで弱りました。
弟子屈町、時々伺います。
カネヨマート・・探してみます。

Re: おはようございます

よきちのひろ さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

ひょっとして今頃はもうお休みの時間でしょうか?
ところで「カネヨマート」なんですが、
ずいぶん昔に閉めちゃったようです。
中央通りと摩周通りの交差点のところにありました。

いいお話

まるで、落語を聴いているような…
いいお話ですねぇ。

落語が聴きたくなりました…

ぽんぽこやまのたぬきちゃん へ。

こんばんは。
コメントありがとうございます。

> まるで、落語を聴いているような…
> いいお話ですねぇ。

たいへん嬉しいお言葉です。
今の私も、顔が紅潮してるかも。

ちょっとした思い出話なんですが、
時々、こんなメモも登場します。
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