海老天の思い出。
メモ#0325:
またもや、20年ほど前の思い出話です。
子供の頃から料理は好きでしたが、
レパートリーが増えだしたのは、
やはり、一人暮らしをしていた頃でしょうか。
あるとき、やや大きめの冷凍エビが、
意外と控えめな値段で売られているのをみて、
「よし、今日は天ぷらにしよう。」
と思い立ったのでした。
「一人暮らし」で、「一人前の天ぷら」を揚げるというのは、
非常に高くつきますし、手間も時間もかかりますが、
まぁ、趣味ですからね。ストレス解消にもなります。
サツマイモとか、大葉とかは、まずまず上手に揚がりましたが、
うーん、メインのエビがいけません。
今なら、速攻ネットで調べるんでしょうが、
当時はそんな環境にはありませんでした。
ここは、実家に電話です。
「もしもし。」
「あらー元気だったかい?お金なら無いわよ。」
いつもの陽気な声です。
ほっとします。
「いや、お金は大丈夫なんだけど、
今日はちょっと料理のことで・・・。」
「あら料理のこと?じゃあお父さんに替わるわね。
おとーさーん、らざーろから電話ー。」
「おー、元気か?どうした。」
こんな老けた声でしたっけ・・・。
「実は、海老天を揚げているんだけれども、
どうしてもクルッと丸まってしまって・・・。」
父は楽しそうに、
「ははは、そうかー。ちゃんと、ハラの筋は切ったのか。」
「切りましたよ。」
「そのあと、指でしっかり伸ばしたか。」
指でしっかり伸ばす・・。初耳でした。
「ポキポキっと、てごたえがあるくらい、しっかり伸ばすんだぞ。」
「わかりました。やってみます。」
正直なところ、その日の海老天は、イマイチまっすぐ揚がりませんでしたが、
その後、数をこなすうちに、
「秘技・ローソク揚げ」が、なんとかできる様になりました。
天ぷらを揚げるたびに思い出す、あの父の楽しそうな声。
「蕎麦屋風・花咲カリッカリ海老天」にも挑戦したいところですが、
これがまた、難しい・・・。

またもや、20年ほど前の思い出話です。
子供の頃から料理は好きでしたが、
レパートリーが増えだしたのは、
やはり、一人暮らしをしていた頃でしょうか。
あるとき、やや大きめの冷凍エビが、
意外と控えめな値段で売られているのをみて、
「よし、今日は天ぷらにしよう。」
と思い立ったのでした。
「一人暮らし」で、「一人前の天ぷら」を揚げるというのは、
非常に高くつきますし、手間も時間もかかりますが、
まぁ、趣味ですからね。ストレス解消にもなります。
サツマイモとか、大葉とかは、まずまず上手に揚がりましたが、
うーん、メインのエビがいけません。
今なら、速攻ネットで調べるんでしょうが、
当時はそんな環境にはありませんでした。
ここは、実家に電話です。
「もしもし。」
「あらー元気だったかい?お金なら無いわよ。」
いつもの陽気な声です。
ほっとします。
「いや、お金は大丈夫なんだけど、
今日はちょっと料理のことで・・・。」
「あら料理のこと?じゃあお父さんに替わるわね。
おとーさーん、らざーろから電話ー。」
「おー、元気か?どうした。」
こんな老けた声でしたっけ・・・。
「実は、海老天を揚げているんだけれども、
どうしてもクルッと丸まってしまって・・・。」
父は楽しそうに、
「ははは、そうかー。ちゃんと、ハラの筋は切ったのか。」
「切りましたよ。」
「そのあと、指でしっかり伸ばしたか。」
指でしっかり伸ばす・・。初耳でした。
「ポキポキっと、てごたえがあるくらい、しっかり伸ばすんだぞ。」
「わかりました。やってみます。」
正直なところ、その日の海老天は、イマイチまっすぐ揚がりませんでしたが、
その後、数をこなすうちに、
「秘技・ローソク揚げ」が、なんとかできる様になりました。
天ぷらを揚げるたびに思い出す、あの父の楽しそうな声。
「蕎麦屋風・花咲カリッカリ海老天」にも挑戦したいところですが、
これがまた、難しい・・・。

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