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ぎんなん拾いと、作られた記憶。

メモ#0620:

この時期になりますと、
つい思い出すエピソードがあります。

父方の伯母(時折登場する、母方の伯母とは別人です。)が、

『そういえば、昔、らざーろちゃんが小さい頃、
銀杏を拾って持ってきてくれたわよねえ・・・。
小さい手が、荒れちゃって、可愛そうだったけど、嬉しかったわ。』

と、いう話を、よーくしてました。

私が中学生の頃から、
社会人になるくらいまで、会うたび、同じ話をしていました。

その都度、「そんなこともありましたっけ・・。」と相づちをうっていた私ですが、
私には、そんな記憶がありません。

そもそも、銀杏拾いをしたことすらありません。
家族に確認してみても、「それは、伯母さんの勘違いだろう」とのことでした。

おそらく、他の誰かのエピソードか、
あるいは小説や映画の一場面か、
何度も脳内で反芻するうちに、「本当の出来事」として、脳が認識するようになったのでしょう。

その伯母は、ずいぶん前に亡くなってしまいました。




私は、「ユーチューブ」で、昔の歌謡曲を聴くのが好きなのですが、
あるとき、
あおい輝彦の、「二人の世界」を聴いておりますと、
突然、小学校1年生時代の記憶がよみがえってきました。

父の同僚の結婚式。
父は、余興で歌を披露します。もちろん、『二人の世界』です。

そして私は、花束贈呈係。
だってホラ、メンコイですしね。

いよいよ式当日。
父は若干、緊張しているようです。
「ねぇおとうさん、まだうたわないのぉ?」
と、メンコイ声で父にプレッシャーをかける私。

父の出番より、私の「花束贈呈」のプログラムのほうが、先でした。
「ちゃんと、『ご結婚、おめでとうございます』って、言うんだぞ。」
と、私にプレッシャーをかける、父。

人生初の、「スポットライト」を浴び、
隣の、おそらく誰かの知り合いの子供であろうオネーチャンと、
歩幅をあわせながら歩く私。

私はカチンコチンになりながら、
「ゴケッコンオメデトウンフャオイウ・・」・・。
無事、役目を果たしました。

さて、いよいよ余興です。父の出番です!
司会者が父の名を呼びます。

「なあ、らざーろ。一緒に歌わないか?」
「やだよう。」

実は私は、その時、一緒に歌う自信はあったのです。
門前の小僧ではありませんが、
父が練習しているうちに、歌詞もバッチリ(ひらがなで)頭に入っていましたし。

「では、お願いしまーす!」と、司会者の声が響きます。
場内の喝采。




ユーチューブを見ながら、
ヘッドフォンを付け、歌に聞き入る私。
いい曲だなぁ・・。

そして、私の目に浮かぶのは、
父の隣で、歌っている私・・。

父との見事な、「オクターブユニゾン」。
場内は拍手喝采。
歌い終って、席に戻る私に、
「ボク、うた上手だな!」と、語りかける父の同僚、照れる私・・。




ヘッドフォンをはずした私は思うのです。
あの時、一緒に歌っていれば、今は亡き父との、最高の思い出だったのに。
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初めまして。

こんにちわ、らざーろさん。
いつの日からか、読み逃げしてつきまとっておりますBOO子と申します。
何回見ても、いつもグラタン美味しそうです^^

今日はなぜ、ご挨拶に来たかとゆうとですね、
ずーっと前から(半年以上)気になっていたらざーろさんのメニューを試したのであります。
そして、今日その記事を書くにあたり、リンクを貼らせていただきます!
と、強制的な言い方になりました。すいません。
貼らせてください。いや、今からリンクいただきます(笑)

そして、美味しかったです。

納豆スパでゴー!
貼らせていただきます。。。

許可お願いします。




いいお話ですね。
思い出入れ替えでいいじゃないですか^^
お父様と歌ったてことでどうですか^^

No title

AGAは、25歳の時に長男とぎんなんを拾った。。。

帰ってきて、手で皮をむいたので、、、

家族そろって、、、ボロボロ。。。

ギャッハハハ そんな記憶が、、、

No title

らざーろさん、珍しく、いえ、いつもながら、とてもいいお話。
心に染み入りました。

私も、花束贈呈覚えてます。
自分が何をしているのか、全くわかってませんでした。
何の集まりなのかも、わかってなかった。
あのお兄さんに渡して、と言われるがままに、知らない人に花束を渡す。
とても不安でした。

BOO子 さんへ。

こんばんは。コメントありがとうございます。

> 何回見ても、いつもグラタン美味しそうです^^

「載せすぎかな?」とも思っておりましたが、
そのオコトバで勇気が。これからもガンガン載せます!

> 今日はなぜ、ご挨拶に来たかとゆうとですね、
> ずーっと前から(半年以上)気になっていたらざーろさんのメニューを試したのであります。
> そして、今日その記事を書くにあたり、リンクを貼らせていただきます!
> と、強制的な言い方になりました。すいません。
> 貼らせてください。いや、今からリンクいただきます(笑)

> 納豆スパでゴー!
> 貼らせていただきます。。。
>
> 許可お願いします。

貼っていただきましたか!
これはありがとうございます。大歓迎でございます。是非観に行きます。

> いいお話ですね。
> 思い出入れ替えでいいじゃないですか^^
> お父様と歌ったてことでどうですか^^

きっと、あと10年もすると、
「あの時、父と一緒に歌ってね、大評判だったんだよ・・。」
などと、語っているかもしれません(笑)。

AGA さんへ。

こんばんは。コメントありがとうございます。

> AGAは、25歳の時に長男とぎんなんを拾った。。。
>
> 帰ってきて、手で皮をむいたので、、、
>
> 家族そろって、、、ボロボロ。。。
>
> ギャッハハハ そんな記憶が、、、

大変でしたね。
しかし、不思議なことに、
やったことの無い「銀杏拾い」を記事にしてみると、
なんだか拾いたくなってきます(笑)。

さやすけ☆ さんへ。

こんばんは。コメントありがとうございます。

> らざーろさん、珍しく、いえ、いつもながら、とてもいいお話。
> 心に染み入りました。

恐れ入ります。私も、たまにはこんなオハナシをすることがあるのです。
今度時間が空いたら、騙されたと思って過去記事をくまなくお読みください。
騙されます(笑)。

> 私も、花束贈呈覚えてます。
> 自分が何をしているのか、全くわかってませんでした。
> 何の集まりなのかも、わかってなかった。
> あのお兄さんに渡して、と言われるがままに、知らない人に花束を渡す。
> とても不安でした。

記事では省略したのですが、
花束贈呈で緊張がほぐれた私に、
もう一度「ローソクをもって歩け」と言われて、
「やくそくがちがうよぅ。」とグズッたことも覚えてます。

でも最後に、「お土産」をもらったので、満足でした。

No title

こんばんわ。

親孝行、したいときには何とやら...。

わたしも後、何年かするとオトンの年齢を越しちゃうんですよ。
ああ、時の流れってやつぁ....


たんまに、夜中に目から汗、出たりします。

たれかは さんへ。

こんばんは。コメントありがとうございます。

> 親孝行、したいときには何とやら...。
>
> わたしも後、何年かするとオトンの年齢を越しちゃうんですよ。
> ああ、時の流れってやつぁ....

そうですか、おとうさま、ずいぶん若くして・・。
しかし、「自分の今の年齢の時、父親はすでに・・。」などと考えると、
いやぁ、顔向けできない・・。

> たんまに、夜中に目から汗、出たりします。

私も最近、頻繁ですよ。目から汗。

No title

おはようございます。

とっても心に残るお話。
父との思い出、ああすれば良かった こうすれば良かったと、そんな事ばかりで・・・・
自分の生活に必死で、何もしてあげられなかったのが悔やまれます。
その分、元気でいてくれる母に親孝行せねば、と思う今日この頃です。
らざーろさんも最高権力者さまに、うんと親孝行しましょうね。
そうか、らざーろさんは十分してらっしゃいましたね。

万見仙千代 さんへ。

こんばんは。コメントありがとうございます。

> とっても心に残るお話。
> 父との思い出、ああすれば良かった こうすれば良かったと、そんな事ばかりで・・・・
> 自分の生活に必死で、何もしてあげられなかったのが悔やまれます。

今思い返すと、昔流行った、「8トラ」カラオケで、
父と歌った楽しい思い出も、あるにはあるんですが・・。
どうしても、後悔ばかりが浮かびますね。

> その分、元気でいてくれる母に親孝行せねば、と思う今日この頃です。
> らざーろさんも最高権力者さまに、うんと親孝行しましょうね。
> そうか、らざーろさんは十分してらっしゃいましたね。

十分かどうかはわかりませんが、とりあえず昨日は、
「サークルの送り迎え」で一孝行。
明日あたりは、「鍋焼きうどん作り」で、もうひと孝行の予定です。

No title

こんばんは♪

生前はケンカばかりしていた私と母でしたが
やはり、亡くなると「あ~してあげればよかった・・・」
と思うことだらけです。

亡くなる前の年に「海の見える温泉に行きたい」と言っていた母を
連れて温泉に行くことができ、よかったと思ってます。
当時ほとんど視力を失っていた母には
海を見ることはできなかったかもしれませんが
海の香りを感じることはできたんじゃないかなぁ・・・

らざーろさんも親孝行してね(^_-)-☆
鍋焼きうどん、私も食べに行きたい♡

そふぃーおばさん へ。

こんばんは。コメントありがとうございます。

> 生前はケンカばかりしていた私と母でしたが
> やはり、亡くなると「あ~してあげればよかった・・・」
> と思うことだらけです。

皆、そう思うのですね。
「してあげられたこと」も、もちろんありますし、
喜んでくれたことも、多いとは思うのですが、

「してあげられなかったこと」ばかり、思い出してしまいますね。

> 亡くなる前の年に「海の見える温泉に行きたい」と言っていた母を
> 連れて温泉に行くことができ、よかったと思ってます。
> 当時ほとんど視力を失っていた母には
> 海を見ることはできなかったかもしれませんが
> 海の香りを感じることはできたんじゃないかなぁ・・・

あのですね、最近の私は涙腺がゆるいのです(笑)。
お返事を書こうにも、キーボードがうまく打てないじゃないですか!
良い思い出になりましたね。

> らざーろさんも親孝行してね(^_-)-☆
> 鍋焼きうどん、私も食べに行きたい♡

明日になると突然、
「鍋焼きの気分じゃない」とか言い出す母ですが、
どんなメニューでも対応する覚悟です!

こんばんは~

良いお話(泣)
私の父は一昨年、母は今年の7月に亡くなりました。
今でも夕暮れ時は涙してしまいますよ。
いくつになっても親は居るものだと思っていたので喪失感は言葉では言い表せません。
一つだけ、毎年秋にあるシャンソンの発表会が今年は6月にあったので母は私のドレス姿を見られたんですよ。それが最後の外出となりました。
冷めた話でごめんなさ~い。
暖かいお夜食であったまってくださいね。くれぐれもお母様を労わってあげてくださいね。

seabreeze さんへ。

こんばんは。コメントありがとうございます。

> 良いお話(泣)
> 私の父は一昨年、母は今年の7月に亡くなりました。
> 今でも夕暮れ時は涙してしまいますよ。

さぞかし、おつらい事でしょうね。
泣きたい時には、思い切って泣きましょう。

> いくつになっても親は居るものだと思っていたので喪失感は言葉では言い表せません。
> 一つだけ、毎年秋にあるシャンソンの発表会が今年は6月にあったので母は私のドレス姿を見られたんですよ。それが最後の外出となりました。

最近の私の涙腺は、クラシアンを呼ぼうかと思うほど緩いのです。
ホラまた、水漏れが。森末サン何とかしてください。

> 冷めた話でごめんなさ~い。
> 暖かいお夜食であったまってくださいね。くれぐれもお母様を労わってあげてくださいね。

やさしいお言葉ありがとうございます。
心がけます。
プロフィール

らざーろ

Author:らざーろ
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あ、言い忘れてましたが、
「リンクを貼って欲しい方」もお気軽に。
拍手を喜ぶ傾向があります。
あと、過去記事へのコメントも大歓迎です。

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