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転校生

メモ#0081:

昭和52年10月、私は、
愛する小樽から引っ越すことになりました。

私が転校する最後の日、北九州から一人の転校生がやってきました。
この時期の小樽はもう肌寒いのに、半ズボンを履いてました。

一人児童が減るわけですから、そのクラスに転入生を入れる。
学校側としては、当然の配慮でしょう。
私と、転校生「M君」は、
「じゃあ、今日一日だけの友達だね。」と、意気投合しました。

午前中の、授業の合間の休み時間、
私たちはずっと一緒にいました。
M君のお父さんは港湾関係の仕事をしていたようです。
転校は3回目くらいで、いずれも港町のようです。
私も、父親が転勤族であること。
今度はずいぶん遠い街へ行くこと。
などを話しました。

給食の時間が終わって、みんないっせいに校庭に飛び出していきました。
M君は、他の子の誘いを断り、私が食べ終わるのを待っています。
私は食が細く、また、好き嫌いが多い子供でした。

食べ終わるまで、遊びに出てはいけないルールです。
当時はどの学校でもそうでした。
今でもそうなのでしょうか。

給食係の女の子が、なぜかその時だけ、
「はい、いいよ。」と言ってくれました。

途中参加のドッジボールで、
M君は結構活躍してました。
あえて私を狙わなかったようです。

6時間目の授業が終わり、
みんなにサヨナラをしました。
どういうわけか、みんなで胴上げをして、送り出してくれました。
M君も、笑顔でバイバイをしてくれました。

ダンボールが山積みの家へ帰り、
「お母さん、今日ね・・。」と、胴上げされたことを話しました。

M君の住所を聞き忘れたことに気づいたのは、
それからずっと後になってからでした。
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テーマ : 北海道
ジャンル : 地域情報

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No title

こんばんは。
小樽でそんな思い出があったのですね。
たった一日の短い時間でも、心が通じ合えて良かったですね。

私も小学校のときに、4回の転校を経験しています。
優しく声をかけてくれた仲間のことは、今でも忘れません^^
九州から来た転校生も、きっと、らざーろさんのことは忘れて
いないと思いますよ^^

サトちゃん@さんへ。

こんばんは。
コメントありがとうございます。

嬉しかったような、セツナかったような・・。
春と秋の転勤シーズンには、必ずふっと思い出してしまいます。

サトちゃん@さんも、何度も転校なさったのですね。

経験したものでなければわからない、「不安8:期待2」のあの気分、
今でも時々夢に出てきます。

> 九州から来た転校生も、きっと、らざーろさんのことは忘れて
> いないと思いますよ^^

私もそれを願っています。

私の記憶の中では、今でも彼は明るくて活発な少年ですが、
きっと、いいオッサンになってるんだろうなぁ・・。
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